新米プロマネのテクテク日記

30代SIerがWeb業界を目指した新米プロダクトマネージャのチラシ裏

キャリアチェンジに失敗した話

おはようございます!いのでーです。

 

初回の今回はTwitterで反響があった転職活動の話をしたいと思います。

 

今までSIer(インフラ)とITコンサルを経験し、
現場の知識を持ったエンジニアが人の育成や定着を考え人事として採用・教育・評価や文化浸透を企画し、
エンジニアが生き生きと働けば顧客にとって良いサービスが提供できると考えIT業界の人事へ転職活動を実施しました。

 

結果として、1ヶ月で50社以上の選考し内定は0社でした。

 

転職活動でキャリアチェンジをしたいと考えている方の参考になればと思います。

 

 

1.会社を辞めて転職活動を始めた

「会社を辞めて転職活動を始める vs 会社に勤めながら転職活動を進める」

よく上記で転職活動論争がある。

前の環境が夜間保守があり月の残業時間が100時間程度が日常茶飯事だったため、
転職活動なんてやってる場合じゃねぇ!!といった形でした。

そのため、会社の方を辞めることを決め転職活動を始めました。

 

残業時間が100時間も超える現場はどんな感じなのかというと、
オンボーディングは基本なく、パートナーさんは使い捨てで、
社員も人の定着もほぼ全くと言ってよいほど無い現場だった。

「そんな環境、人事から変えてやる!!」

 

退職願を出して転職活動を始めた。後で書くがこれは正解だったと思う。

 

2.選考を進めたが目算が甘かった

2-1.書類選考編

 

履歴書と職務経歴書を書き、Greenやwantedlyを使って自己応募してみる。

 

目算通りIT企業は採用が上手くいっていない!
5月中旬から本格的に始めた転職活動だっただが5月下旬には1日3社面接や面談が出来たり、
スカウトもバンバンくるww

 

バックボーンとして1年間新卒採用を1人でやっており、
歩留まりの改善やインターンシップの企画をしていたことや、
現場でエンジニアをしていた箇所とIT企業ニーズがある箇所が、
相まって面接は最終的に計20社程度受けることが出来た。

 

2-2.面接編

面接だが結果としてここで全社ダメだった。

面接が通らない。1次2次と通って最終面接まで数社行くも内定は出ない。

 

この時に起きていた私の目算と現実の差分話をしたいと思う。

  • IT業界で働いていたんやから、御社のビジネスはよくわかっとるやろ

    そもそもこれはニーズの確認が甘かった。
    IT業界ではエンジニアの確保や教育などが上手くいっていない。これは事実。
    だが、ニーズがあるのは私が働いていたSIerの話ではなく、Web系の話だった。

    ビジネスモデルも人月で見積もりをするわけではなく、
    モダンな技術を使い生産性を上げたり、
    スピード感をもってサービスを提供する組織の話だった。


  • 現場でエンジニアをやってたから、スキルを活かして人事に関われるやろ

    上でも書いていたようにIT業界の中でもSIerとWeb系だと全く違う。
    オンプレや仮想サーバなんて使わておらずクラウドなのである。
    また、プログラムも基幹システムのように書くのではなくフレームワークなのである。

    技術力で勝負は全くダメだった。


  • 新卒採用をやった経験があるから、御社でも新卒採用が出来るやろ

    これは半分正解。
    面接やナビサイトの修正などは出来そうで良いですねとなった。
    だけど、狙う学生の層が全く違った。
    SESの時には、MARCH以下で技術的なところは入って育成だった。
    Webは旧帝大競技プログラミングインターンで経験している学生を一本釣りで採用する形式だった。

    会社から見ると再現性が全くないわけである。


  • 会社の事、そこそこやってたからコーポレート側もカバーできるやろ

    SESの時、会社も小さかったこともあり、
    内定の判断や組織の文化浸透やブランディングなども実施していた為、
    コーポレート側でも戦えるやろ!!こう思っていた。

    一言で言うと相手が悪かった。

    人事の業界で活躍している人たちのキャリアを見るとほぼリクルート出身や、
    営業やキャリアドバイザーをやっていたなどと経営に関わるキャリアを20代で築いている人だった。
    (中には自分で企業をやっていてみたいな人も多くいました。)

 

上記のように、目算と現実が乖離しすぎており、
自分でもこれでは難しいと思って直近の方向を転換した。

 

3.私が感じたことや教訓

これからキャリアチェンジを考えている人への教訓をまとめたいと思う。

 

  • 仕事は辞めてからでも転職活動は問題ない。

    上記は3ヶ月生きれないとかそういう状況ではないなら辞めても問題ないと思う。
    時間に余裕がきちんとあったり、人としての生活を送ったり、
    相談で来たりするのであれば働きながら転職活動をするべきである。

    無茶苦茶な会社なら辞めて転職活動初めても間に合うよって話。

 

 

  • 他者と比較して優位性はあるのかは目算を立てるべきである。

    今のあなたのスキルとニーズのある企業は一致していますか?
    ゼロキャリア開始にならないですか?
    とこういうところは絶対に気にするべきだと思う。

    仮に私にWeb開発の技術や自身でアプリ開発などの自己研磨を行っていれば、
    チャンスはあったんじゃないかなと思っている。

 

 

  • 普段から社外の人と会うべきである。

    いきなりキャリアチェンジをしたくても、情報が足りないわけである。
    どんなスキルを求められるのか、業界の特性や状況などをインプットしておかないと、
    いざ転職活動を始めて足りませんでしたwwってなっちゃいます笑

    また、自分が出来ると思っていてももっとできる人は自分のコミュニティの外にはもっといます。
    参考にする人がいないロールモデルがいないと思って組織を見ていましたが、
    正直もっと早く外にそれを求めてればよかったという話です。

    なので、私はこれから勉強会などにも参加するように考えているし、
    例えば1年に1回ぐらいはスキルを棚卸し、社外に通用するのかニーズはあるのか確認しようと思っている。

そんなこんなで8月からWeb業界でエンジニアではなくプロマネとして働きながら、
技術スキルやマネージメント技術を身に着けそこからまた次にどうするか考えようと思っています!

本文でも記載した通りレベル感は違うから最初はついていくのが大変なんやろうけど、
20代の時に100時間も200時間も残業していたわけだから何とかなるだろってw

 

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

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頑張りマンボウ